アイドラーゴムの研磨

Mさんへ
 アイドラーの研磨、仕上げはほぼレコードが聴ける状態にできました。
途中ゴムの材質が、とか積層の工法が良くないのではと
論議されましたが、結局研磨しだいでした。
ガレージ工房で出来ることが解りました。
研磨の道具は自作です。ヤスリは500番ぐらいの目の
爪切りについている金属のヤスリと1000番の耐水サンドペーパーです。
ゴムが楕円や突起がある場合
ヤスリを軽く当てると出ている部分が擦れる音がします。
その音を聞いていると削られると音が小さく、次第には聞こえなくなります。
次にまたヤスリを少し当てる・・・・この繰り返しで
ゴムのアイドラーは限りなく真円に近づいていきます。
根気良く少しづつ・・・
金属のヤスリとゴムですから、削れるのは微々たるものでも
時間さえ掛ければ必ず真円になっていきます。
ゴムを液体窒素などで冷凍して研磨する必要など全く無いことがわかりました。
私のプレイヤーのモーターは50年ほど前のものですが
業務用ですからトルクが強く少々付加を掛けても回転は止まりません。
プーリーの78回転を利用して回しながらヤスリを掛けました。