ワウフラッター

Mさんへ
突然でもないと思うのですが、レコード聴いている最中音に揺れが・・
回転ムラが出て、いよいよか、と・・・
局用のターンテーブルにそのモーターといっても40年も使っていると
いつかは寿命が・・・。放送局で10年使われていて計50年。
半分あきらめてネットで同じようなプレイヤー(アイドラ式)を探してみました。
EMTかガラード、古いのでもコンデションのいい完動品は40万、100万円
する。これでは、修理が出来ないか、と取り敢えず問題箇所を当たる。
モーターそのものか(考えにくい)秋葉原だったら交換部品でモーターが探せるかも・・
まず出来ることから。
ターンテーブルの回転は以前から悪い感じはしていましたが、
モーターのトルクが大きいから影響は無いだろうと思っていました。
ネットで調べるとオーデオプレイヤー専用オイルを見つけました。
以前軸に家庭用ミシンオイルを注したところ、専門家から笑われたことがありました。
精度の高いオイルを使った方がいいと・・。
ネットで説明を読み納得して30mlで3000円と安くはないですが
ターンテーブルの底を上にしてモーターとターンテーブルの軸受けを外して
直接注射器で注入しました。・・・これだけで良くなった、とまでは期待せず・・。
・・・構造上アームから全部外さないとならないのでかなり面倒です。
組み立てて回してみるとすぐには効果は現れませんでした。
説明書にはしばらく時間が掛かるともあったので 回転させながら30分ぐらい放置。
ターンテーブルを手で回すと かなり慣性で回転し続け かなり軽く回転するのが分かります。 レコード(クラウデオ・アラウのベートーベン、ソナタ)を聴くと
回転ムラは消えていました。
単純に回転軸のオイルの劣化が原因だったようです。音にも変化が出ています。
最近音のキレが悪いと気になるのでカートリッジか、真空管の劣化か、交換してきました。もしかすると、一番の問題点は軸オイルの劣化だったのかも知れません。
40年前でも業務用の払い下げ流出品でしたが 民生用とは違うので一生使えると太鼓判を押されました。 そのときも、メンテナンスさえすればと聞いた気はします。
Mさんのガラードも構造的に似ていますので、そろそろ注油をやってくださ。
ターンテーブルを外すとモーター軸への注油口はありますが
私はそこにオイルを注していたので問題はないと思っていました。
兎に角軸受けを外す方が確実です。