超三極管アンプ

Mさん 説明の補足です。
     6AN8に掛ける電圧は 80V(±10Vぐらい)で指先で指すつまみで
     調整します。テスターの+は青い穴、アースはシャーシーに電圧を測ります。左右。
     必要以上掛けすぎると真空管の寿命が短く・・。
   真空管を替えるとバラつきで変化しますので其の度チェックが必要。
      
Aが電圧調整箇所、Bがテスターを挿す穴
(上と多少違う配線になっています、あくまで説明的な画像)


  ※発熱量が大きくシャーシーに穴がないと触れないほどでしたが
   ドリルで底板と天板に放熱用の穴を開けるとこれだけで解消しました。
   ・・蓄熱も影響していたようで・・・。
参考まで。

Klipsch K-B-WO 用アンプ

Mさんへ(画像をクリックすれば拡大されます)



たぶんこれ以上は望めないかもしれません。
某音響メーカー(当時クリプッシュの販売代理店)の試聴会に行きましたが
いいとは思えませんでした。300Bのプッシュで外国製だけは記憶しています。
参考までにと価格を聞いたら販売価格が200万円だと。
これなら今の超3極管アンプの方が遥かにいいです。(部品代35000円)
これで10年近く使い続けています。
ベストの音がどうなのか分かりませんが・・。
何箇所かの音を聴きましたが、
OTLがいいとか・・、想像するだけです。
東京から送るので聴くだけでも、と勧められたことがありましたが
電気消費量を考えただけでも二の足を踏みました。
鳴らすのは難しいスピーカーだといわれています。
タンノイのオートグラフでも いい音を聴いたことがありません。
音像が自然なこと、定位がいいこと低音がボケないでしっかり出ること、
音量を上げても音像や定位が崩れない・・こんなとkろですね。
EL34と6AN8の組み合わせは重要です。
・・その試聴会では音が悪いといいました。
 いい音が出ます、といわれてもスピーカーが1人で鳴るわけではありません。
 それもアンプ次第ですから、一体どのアンプを使えばそういういい音が出るのか
 情報がありません。その販売会社に尋ねると、そのメーカーの150万円のアンプを勧められました。クリプッシュからもそうのような情報がないそうで・・・・。  突き詰めればたくさんの組み合わせは無いとおもいますが・・。

Klipsch K-B-WO


※アルテックもダイヤトーン2S-305もいい音ではありませんでした。
 クリプッシュでテストして煮詰めたのですから当たりまえです。
お寺のОさんはオンライフのアンプを試験的に接続しています。
スピーカーはクリプッシュシアターブラックです。
昔秋葉原で聴いた組み合わせがこのようなもので、いい音だったそうです。
が、今のこれでは納得いかないと・・。原因が分からないとか。
トランスが大事だとも・・。


DL-102の針圧




上は私の、DL-102の規定では針圧は3g(±1g)ですがNさんは6gでいいと言っていたそうです。
オイルダンプのアームは 針圧が正確に計り難いとか。
たぶん私の針は5gかそれ以上かかっているのは確かです。
カートリッジによって様々だと思います。が私は針圧計の表示より音を聴いて良し悪しは判断しています。
下がお寺のOさん、アームは東京サウンドとダイナベクターを使っています。
針圧計は使っていないと。指先の感覚と沈み具合で・・とか。
Oさんは東京サウンドのシェルは使っていましたが私はアームに直付けです。(自分で加工、交換が面倒)


ダイナベクターとDL103 このアームはいいと思います。東京サウンドは
ナイフエッジなので中にはエッジが傷んでいるのもあるので注意が要るとか、
見えない部分なので確認はしづらいですが・・。


Mさんへ アルテックのスピーカー

 お寺のOさんの音を聴かせてもらいました。姶良市 
アルテック604Eとクリプッシュホーンシアターブラック
右手前がダイヤトーン305スタジオモニター(アンプ付き)


奥にタンノイ


この銀箱のユニットは104Bで、
104Eに比べて中高域が際立って明るく聞こえます。
Oさん曰く、低域が出ないのでそのように感じるのかも、と
これで104Eと104Eの違いははっきりしました。
アンプは自作ですが大体同じような真空管です。KT88。



構造はコンクリートですが天井が3.5m、40畳程の広さで、
残響、エコーに苦労されて・・対策は私と同じ卵のクッションと畳み。
波長の長い低音は未解決とか・・
アメリカの多くの地下室は天井が低いので同じ条件にはなりませんが
吸音対策の参考になるのではと・・・
波長の長い低音の吸収は天井裏を設けてその空間を大きな箱として、其の中に
ガラスウールなどの吸音材を詰めれば効果的なようですが
天井を設けなければなりません。天井の低い地下室では望み薄・・・。
・・・クリプッシュ、アルテックとあり私の部屋と似ているのは
Oさんは私が影響とアドバイスを受けた人です。(40年前から)
かなりマニアックな人です。
好きなスピーカーはダイヤトーンの305(スタジオモニター)
アルテック銀箱(局用)クリプッシュホーンなど
トランジスターでもいい音がするものはあると真空管一辺倒では
ありませんがいい音を出すにはトランスがもっとも重要と話します。
カートリッジは基本的にはDENON103と102。
※ペンシルバニアのO君がガラスの勉強を始める際協力をもらった恩人でもあります。

Mさんへ  Bluetoothよりケーブルで


Bluetooth よりもケーブル接続がいいです。
日本ではエレコムです。Bluetooth受信機をアンプに接続しました。
パソコンから無線で送信、アンプ側に受信機を置き接続、
これだとiPod やパソコンから接続ケーブルを替えることなく
便利で音の劣化もなく便利だと使っていましたが
映像と音にズレが生じます。(ズレは無いこともあります)
悩みの種で・・・結局Bluetoothは止めてケーブルにしました。
接続はパソコンのヘッドホンのコネクターです。
(※自作パソコン)プリを通さずメインアンプへダイレクトです。
アンプの入力へ。下の赤線。
 ケーブルの長さは5m。劣化など気にしません・


大型のスピーカーで聴いていますが
音質はCDと差は感じないです。



YouTubeのグールドの動画サイト。

Bluetoothですと映像と音声がわずかですがずれて違和感があります。

YouTubuの広告を表示させないようにする。[SBP]です。
ダウンロードからインストールする。
これは絶対必要です。
YouTubeの音楽ソースは無尽蔵で利用するほうが・・・。

※音声だけで音楽を聴くにはBluetoothでいいと思います。其の場合
下の画像がBluetoothのパソコン側の送信器です。
今時のパソコン、iPhone,iPod,タブレットなどには内臓されている送信器ですが
自作の場合はこれをUSBに接続して使います。ドライバーソフトは付属されています。
アンプ側に接続した受信器の電源を入れるとこの送信器をとおして
パソコン上で受信器を自動的に認識しますので難しい設定などはありません。
無線のマウスやキーボードも同じです。
マウス、キーボード、Bluetoothの受信器等増えるのでUSBハブを使います。



見直されているレコード

・・・そうですか・・
パリでも中古レコード店は何件か覗いてみましたが
15ユーロとか20ユーロが一枚の値段で
アメリカのような安さはありませんでしたし
ブームというような雰囲気でも無いでした。
ビートルーズやエデットピアフのレコードが
目立つ場所に飾ってある印象があります。





※ウディアレン監督の映画「ミッドナイトインパリ」に出てくる中古レコード店の場所は
クリニアンクールの一角です。ただあの場所にはそんな店はありませんが
  クリニアンクールの別な場所には中古レコード店が数件入ったモールがあります。
この写真の近くをロケに使っていると思います。


アメリカでアナログレコードがブームだとしたら
1枚1ドルという安さもあるのでは・・
1970年代日本でレコードは1枚2000~2500円(廉価盤として1000、1500円
というのはありましたが)500円はありませんでした。
同じ頃のアメリカでは500円は普通でしたから、やはり当時からアメリカは安いでした。

CDよりアナログレコードは音がいいかは
感じ方は人それぞれだと思います。 どちらも長所短所があると思います。

70年代CDが世の中に出始めるころオーデオ雑誌に是非論が良く取り上げられました。
良く覚えています。CD推進派の主な主張は
非接触型(レコードは針と盤が接触しているに比べて)なのでノイズの無いきれいな
音が得られる。擦る音はゼロ。
プレイヤーの性能による音の質の違いはCDは少ないので
コストパフォーマンスに優れている。等々。
音に関してはCDはいいことばかりでしたが
問題視されたのは著作権の件でした。クローンが簡単に作れることです。
レコードはコピーをすれは(当時は磁気テープ)必ず劣化するので
完全なコピーにはなりませんでしたが、CDになれば一般の家庭でも誰でも簡単な装置で
完全なコピーが出来るので著作権が侵害されるというものでした。
CDは音を記号化する過程で音の周波数を20~20000ヘルツに限定
前後はカットするという理由にこの数字が人間の可聴範囲だと説明していました。
これ以上もこれ以下の周波数も人間の耳では聴き取れないので
カットしても構わない。・・・と

△レコードの再生装置を20万円かけたとすれば
  CDでそのレベルの音質を再生するのに掛かる費用は4分の1以下で済む。
 コストパフォーマンスに優れている。
△プレイヤーが非接触型なので場所を選ばす持ち運びが出来る利点。
△レコードに比べてCDは盤が小さく場所をとらないし軽い。
  流通させやすい。
△レコードは針が折れたり劣化する、
  レコード盤自体も傷が付くが CDはこれが無い。
  CDの傷は擦り傷は消せますがレコードは消せません。
  ノイズになって再生音に付きまといます。
 
CDは手軽に音楽をいい音で しかも安価で楽しめるようになるので
音楽の普及に貢献できる、でした。

・・・今やCDもなくなりつつあり、メモリーにデーターとして1センチ角の
 スペーに数千曲収まっているのですから・便利ではあります。
 CDは保存性については限界があるとは当時から言われていました。
 つまりCDは永久保存は向かないと。盤の経年劣化です。

私は音楽を普通に気軽に聴くならCDがいいと思います。
レコードの方が音がいい、と言っても
レコードを手にして音が聴けるわけではありません。、
いい音で聴くには それなりの装置に掛ける必要が・・。

私がレコードがいいと思う点は 20~20000ヘルツ 以外は
可聴範囲を超えているのでカットしても音には関係しないと云われていましたが
理論的には正しい主張でしょうね・・・
違いを比較してみた事がないので何とも言えません。
水の味に例えれば 蒸留水がCDで岩清水がレコードでしょうかね。
それぞれ一長一短があるので両方聴きますが
好んで聴くのは圧倒的にレコードです。

レコードには演奏の音以外に様々な音、ノイズ、本来無い筈の音が録音されいます。
例えば下の2枚では、
ジョンルイスのTHE JOHN LEWIS PIANO(Atlantic)の
B面 TWO LYRIC PIECE の中に スタジオに入り込んだコオロギ(たぶん)
の鳴き声がけっこう長い時間入っています。
グリーグのペールギュント組曲(演奏がロンドンシンフォニィ)は冒頭2分あたり
録音したホールの下を走っているらしき地下鉄の音が ゴトゴトと遠くからやってきて
通り過ぎる音がはっきり聞き取れます。
上空を飛んでいるレシプロエンジンの飛行機の音
車のエンジン音、クラックションの音なんぞけっこう入っています。
もっともこれらはCDでも聞こえるのではと思いますが。 
ただ地下鉄の音は低音がしっかり再生されていないと聴き取れないかもしれません。 













Mさん 卵ケース

私の部屋は半地下で そちらのベースメンと近い状況で
やっぱりエコー、残響音が気になりました。・・というより最大の問題でした。
ただ、新築当時の何もない状態から
本やレコードなど持ち込むとかなり解消されましたが完全ではありませんでした。
音響専門家の計算でも実際も最良のリスニングポイントは
耳の位置がスピーカーから150センチで、かなり近いものでした。
場所による音の違いは、音が濁る、(重なる)感じがしました。
壁にぶつかって重なる反射音でしょう。
平面のむき出しの壁ではそれが起きるようで、
私なりの対策にひとつがドアに貼り付けた卵のケースに使われているクッションです。
業務用の箱に使われているものです。ひと箱で200個ぐらい入っています。
これ欲しさに卸で買いました。そこまでしなくても入手はできますが。
限りなくデッドに近づいています。
椅子の背もたれが耳より高いので そこで反射している音が耳に入っているのか
と思って、さして気にしていませんでしが・・これで解消された気がします。
試してみる価値はあります。
地味な音になりますが私はデッドに近いほうが 音楽は聴きやすいです。



150センチはあまりにも近いので2m離れて聴いています。



パリのオーデオショップの中古店も覗きましたが
特に必要なものも欲しいものもありませんでしたので
ただ見ただけです。 トーレンスのアイドラのターンテーブルは
良さそうに思いましたが 持ち帰ることは無理ですので・・。
このクラスになれば値段はアメリカも日本も同じです。
400ユーロでした。