mさんへ スペックは

スペックや周波数特性(フラットがいい)がいい音(これも文学的表現の一つ)かどうか決め手には
ならないと思います。

スタジオモニター(業務用)は聴きやすいかと言われればそうでないと・・・
原音再生といっても生演奏の音とはすでに違っています。



食い物に例えると
レストランで皿に盛られた出来立ての料理を味わうか
真空パック詰めされさらに冷凍されたものを
自宅に持ち帰り封を切り解凍して食べることと似ているように思います。

塩が足りないと思えば塩を足せばいいし、それはイコライザーを使えばいいでしょう。
低音の質や量は 好みでしょう。
俗にいうブーミー音でもそれが好きな人もいれば嫌いな人もいて当然で・
悪いとも言い切れません。

むしろ生のコンサートの方がピークやディップが大きいのでは・・。
イコライザーのように調整機を通せるわけではないので。
ホールの状況に左右されやすい・・・
小編成やソロの器楽曲は(拡声しない場合)
レコードよりも聞き取り難く感じます。
所詮レコード音楽はフィクションの世界です。

若い頃はダイヤトーンのP610という16センチのフルレンジを自作のボックスで
聴いていました。
イコライザーで周波数特性を調整したとしてもそれぞれの音域の音質が大型スピーカー
と同じになるかといえば 似て比なるもので、特に低域はどうにもなりませんであるとき諦めました。

スペックに表されるS/Nも良くわかりません。
ターンテーブルでダイレクトドライブでは
ワウフラッターが0,003とか示しますが
それに比べてアイドラは悪いはずですが音質とは関係無いようです。
S/N比よりモーターのトルクが音質に影響しているらしいです。

メーカーのカタログやオーデオ雑誌を読みすぎてもいけません。
  ・・・所詮ちょうちん記事と思っていますので鵜呑みにしたことはありません。

昔、専門家のNさん曰く
録音時のマイクの位置は、
楽器の少ない編成やソロ、マルチ録音はマイクが楽器、音源に近い。
ピアノなどは中に突っ込んでいる場合さえある。
スタジオモニターで忠実に再生すると
聴いている場所がマイクの場所になる。
オーケストラなど大きい編成ではホールの中で空間に位置している。
レコードジャケットの写真に写っている場合がある。
そこに聴いている人の耳が位置していると思っていい。・・・と
どういう聴き方をするか、どう音楽と向き合うかだと。
それによるので 装置や鳴らし方は人それぞれで
決まったことは無い。・・・そうです。・・・同感。

※ガラードのアイドラーが古くなくてワウフラッターが出るのは
  アイドラーの圧力調整がうまく出来ていない・・・・のかも・・・
  コロンビアで経験していますが、圧力を掛け過ぎるとワウフラッターが出ました。
  
 ※ 回転数はストロボスコープが無くてもターンテーブルの上に目印を置いて
   ストップウオッチで1分計り回転を数えればいいでしょう、33と3分の1かどうか。
   ちなみにアメリカの周波数は60Hzでしょう・・。
  
ガラードのメンテナンス情報があるサイトを見つけました。参考にしては。
http://garrard301.jp/?p=2530