アイドラ 追伸

Mさん ターンテーブル回転軸の注油でかなり改善されましたが
経年からして気がかりでアイドラを外して点検しました。
3個のうち2個は劣化が進んで不良の領域でした。
アップの画像で分かります。表面が硬化して細かいひびが入っています。
いずれにせよ78回転と45回転は使いませんので外したままで構いません。
中段の45回転に位置にあったものが辛うじて使える状態でしたので33回転に付け替えました。プーリーの位置が低くてアイドラの厚みのうち半分ぐらいしか接触していない状態でしたのでプーリーの位置を変えました。普通に考えると33回転部のプーリーは
前面がアイドラの厚みに掛かっているべきだと思います。
最後のひとつも時間の問題で駄目になるでしょうから対策を考えます。
ネットで製作します、と見つけていますが一個28000円となっています。
33回転しか使いませんので一個でいいのですが・・・。
これぐらい硬化すればスプリングで圧着させてもスリップします。
ワウフラッターの原因のひとつだったに違いないですね。



アイドラ

Mさんへ
アイドラはガラードも同じ問題を抱えています。ゴムの劣化です。
私は放送局で使われていた時間が10年、その直後新しいものに交換されていると聞いています。 それでも40年経過しています。使用不使用にかかわらずゴムは経年劣化しますが、車のタイヤと同じで、せめてローテーションをやっています。
数字3はスプリングを外しています。78と45回転用です。②とその下は45と78のアイドラがありますが 使わない、使えない状態です。
4千枚のレコードの中で45回転のレコードは1枚だけですので、使わない。
78はSP用ですから、まず必要ありません。
①が33回転です。 モーターは結構熱を持ちますので その熱がプーリーを伝わり
ゴムに与える影響はゼロではないと思いますので、モーターはパソコンのCPU用冷却フアンを取り付けています。
交換パーツとしてのアイドラは たまにオークションで目にすることはありますが
ガラードだけでした。いよいよ駄目になれば特注で作るところはあるらしいです。
 パソコンと同じで 不調の原因を探すのは 複数個所考えて消去方で探さなければならないですね。今回のワウフラッターはこのアイドラのゴム劣化も考えられましたが
今のところ大丈夫でした。でもいつかは・・・。

※アオドラ式のプレイヤーについて・・詳しく説明してあります。
387.htmlhttp://sakurajima891.blog79.fc2.com/blog-entry-387.html

https://blog.goo.ne.jp/kobmina/e/cdb500f4051b91d658c0c3ac097b188c

プレイヤーの回転軸 

Mさんへ  追伸
数年前の注油は 回転軸の受け(ベアリングの箇所)に油を注せばいいものと思い回転軸までは油は届いていなまったと思います。ターンテーブルの軸も同じです。
特にターンテーブルの回転軸のオイルが劣化したようです。
手で回しても慣性で1~2回転するのがやっとで
5Kぐらいの銅版が載っていますので モーターに掛かる負荷が大きすぎたでしょう。
プレイヤーを逆さまにした状態で軸受けの蓋を外して油を注入しました。
軸棒へ染み込んでいくのが分かりました。
それをターンテーブルの2箇所に。
プレイヤーベースに取り付けて 手でターンテーブルを回すと殆ど抵抗が消えた感じで
慣性だけで廻り続けるようになりました。本来の姿ですね。
回転軸への注油という単純なメンテナンスを軽くみていました。
このまま使い続けるとモーターを焼いた可能性があったと思います。
ま、その前のワウフラッターという警告があったのですが・・。
モーターの悲鳴でした。音に曇りが出ているのは感じていて
この1年、出力管(6550)を替えたり、アームの調整、カートリッジを交換したり
してきました。変化は小さいもので、音への反応は今回のこの軸への注油が一番大きいでした。  今回軸棒を抜いてまでは出来ませんでしたが、取り敢えずワウフラッターは消えましたので、時間があるとき改めて2本の回転軸を分解しようと考えています。
車にたとえれば走りが悪いと、プラグ、タイヤ、キャブレーター、バッテリー替えてみたのにエンジンオイルを古いまま替えなかったのと似ています。不覚でした。