レコード針を使い始めて10年になるので、そろそろ気になり始めました。DENON DL102 というモノラルです。特に問題が生じていた事でもないのですが専門店ややメーカーの推奨だと200~300時間が交換時期といいますが真に受けてはいません。 針先は摩耗したり欠損があるとレコードを傷めるおそれがあります、と書かれています。顕微鏡で拡大した写真で 摩耗した状態を見せているサイトもあります。そしてレコードへのダメージがあると・・・。10年間、ほぼ毎日と言っていいほどレコードを聴いています。日に2時間程度は。針が摩耗していなくても 気になるのはダンパーにゴムは使われている事で経年劣化でダンピング性能は落ちるでしょうから少なからず音に影響はでるのでは、とぐらいは思います。針先の摩耗は、ダイヤモントとビニール系のレコード盤ですから摩耗は無視、チリ埃を噛んでもダイヤモンドが硬いでしょう。
すると、針先は 殆ど摩耗は見えませんでした。尖ったままで
新品とも比較しましたが違いは無いように思えました。
そして肝心の音への影響は・・・
ゼロでは無いですが、期待していた事は殆どないでした。
交換した事のメリットは、安心感、と、もしかしたら音が悪くなっている
のではないだろうかという疑いを持たないでいいようになった、の2点です。
△・・・とは言いましたが、
※ 厳密に言えば変わりました・・・・
ただ、妻に音の違いを聞いても、わからない。違いは無い。と答えます。
針先の摩耗(顕微鏡で見ると違いはわかるようです)による音の劣化は
わかりませんが、たぶんダンパーの弾力性が弱くなった事が原因ではないかと思う点が
音域が狭くなっています。新しいカートリッジでは 特に低音の量が増し、柔らかく
感じます。ドラムとかベースの低域で良く分かります。