レコード盤を圧着させる方法

 レコード盤はターンテーブルに圧着、ターンテーブルとの間に隙間が出来ない方が適切だと思います。バキュームで吸着させたり、外周スタピライザーで押さえたり(波を打った盤用)するまでもまく簡単にできる方法を考えました。

もっと早く気づけばよかった・・・



ターンテーブルの軸に小さなゴムのリング(自作)を付けて
レコードを乗せ、スタピライザーで押さえます。
スタピライザーは内側は凹んでいるのでターンテーブルにピッタリくっつきます。
※スタピライザーが真っ平らで凹みが無い場合はゴム板でリングを張り付けるなど工夫すればいいだけです。
レコード盤が多少波を打っていても外周スタピライザーで押さえなくても
もう大丈夫です。音への効果は出ます
費用が差ほど掛からない方法で効果は大です。


レコードスタピライザーについて

 Mさんへ、

これまでメーカーのスタピライザーに何の疑問もなく使っていましたがネットで海外のメーカーから出された記事を読んでふと考えてみて理に叶っていると思いました。レコード盤は常に不必要な振動に晒されていて音に悪影響があるという話です。それ対策のインシュレーターが2~3万円もするので いろいろ試してみました。これまでは真鍮の重しを乗せるだけでした。耐震性の高いゴムをインシュレーターの下に敷くという方法です。これだと少なくとも多少なりともレコード版に起きている振動を吸収するだろうと・・・理屈は同じです。費用は数百円、これは試してみる価値はありそうで・・・やってみました。結果は予想通りの結果でした。 もっと早く気付いていたら・・・。





一番いい結果が出たのが下記筋ゴムシート。DIYの店で200円


効果の確認はこのシューベルトの冬の旅、ペーターシュライヤー とリヒテルの盤です。
2曲目の「風見の旗」の1分ぐらいのところでペーターシュライヤーの声の高域が
うるさく耳障りな音に(定位がやや前に出てくる)なるのを如何に押さえるか、
うるさく無くするか・・・色々試して来ました。
同じ真空管の6550でも違いが出ます。結果的にはGE製(USA)ですが・・。
※これもアンプの設計が最初GEを使ったという事なんだろうと思っています。 他社が劣っているとは思っていません。
そしてインシュレーターの下に振動を吸収する目的のゴムシートを置いたところ
高域の音を押さえる・・・定位が良くなった。 70dBを100dBまであげても低域から高域まで音が飛び出す事が無くなりました。
どのゴムが良かったかは5mmの防振ゴムでした。10㎝角で200円ぐらい。
3万のメーカー製を買ってもそう大差はなかったかも・・・。


レコードマットは これまで様々な素材が商品として出されてきてひとそれぞれで好みの問題でもありますので好き好きです、私は6kg真鍮の板です。35年これす。たまにはコムに変えてみたりもしましたが。私のプレイヤーはアイドラ式ですので、DDやベルトドライブ、糸ドライブに比べるとどうしてもモーターのゴロ音は最大の問題ですが、 それが不思議とノイズに出ません。DENON DL-102 ですがモノラルカートリッジはノイズを拾いにくいとも聞いたことがあります。ゴロ音対策はやっております。5mmのやや硬んお耐震度ゴムシートを細く切って銅板の下に。これは可成り効果がありました。

反ったレコードは外周スタピライザーで押さえます。
これも35年になります。
※ただ銅板とか2つのスタピラピライザーをターンテーブルに乗せ負荷を掛けられるのは
局用のプレイヤーでモーターのトルクが強いこと、アイドラ式であるから可能だと思います。 民生用のレコードプレイヤーでは参考にもなりません。
Mさんはガラードのアイドラ式ですので試してみてはどうでしょう。


※以下のスタピライザーが参考

SAEC SRS-9

Eau Rouge オールージュ カーボン製アナログスタビライザー SG-ASE