私の使っている外周スタピライザーは40年ほど前のもので
wanvillage os-12 と記載されていますが今ではネットで検索しても出てきません。
当時でも反ったレコード対策の商品は何種類か出されました。
一つにはバキューム式で吸着するタイプがありました。
今でもオークションで見かけます。メーカーはラックスだったと思います。
レコードとターンテーブルの間に置く材質で音が変わる(良くもなり悪くもなる)と
考えられメーカーは様々(ゴム製、に始まり銅、ガラス、セラミックetc)商品を出しました。
そんな中、盤が反っていて浮き上がっているのでは
シートの材質がどうあれ活かされる事にならないではないか、という意見から
それならということでもこういう商品が開発売り出されました。
音質の問題だけではなく、
激しく反ったレコードは針飛びを起こしてトレースできない場合もありますので
レコードを聴く人は持っていいかな、というものです。
私にとっては必需品です。
ただ、トーレンスのような中吊り構造とか
トルクの小さいタイプ、ダイレクトドライブ、ゴムベルト式のプレイヤー
などに使えるかどうかはわかりません。
Mさんのトーレンスではバネが沈んでしまう可能性があります。
外周スタピライザーが800g
センタースタピライザーが900g
銅板が2kgです。
外周スタピライザーは当時でもそうたくさん売れたとも思えず
限定で製造されたものでしょう。
当時知り合いの金属加工の研究所に知人がいて
作れないかと銅板を持ち込んで削って作ってみましたが
波をうってダメで、結局買いました。
ステンレスは熱で膨張変形しやすい金属ですので尚更研削中の冷却は必要です。
削りの加工中に水かオイルで冷却することができる機械を使えば
そう難しいとは思いませんでしたが・・。
私の場合は床が地球に直付けのコンクリートですから
振動が床を通じて伝わる事はゼロに等しいく
インシュレーターも必要ないくらいで
モーターのトルクが耐える範囲で反り対策に重量をかけても
大丈夫ですが、(5kでも・・)
トーレンスの場合空中に浮かす構造のようですから
極端に言えばレコードが何にも接しないで空中に浮いていると
針先が上下に揺れているのを見ていれば・・・反りは気になりますが・・。
でも肝心なのは音ですから、反りの影響が聞こえなければ構わないのでは・・。
プレイヤー自体から考え直す事になりかねません。
反ったレコードは反りを直す機械もあるようです。
もしくは、そんなレコードを諦めるか。
http://d.hatena.ne.jp/takajun7777/20090815/1250299217
http://www.maestrogarage.com/product/1069